SPEECH COMPARISON
国境離島を、誰の暮らしから支えるか
交通・医療・歴史・観光を三つの発言で比較
三氏は対象拡大をめぐり、既存地域の通院・交通、国策と島民の歴史、運賃と雇用・滞在型観光という異なる生活面を制度へ反映するよう求めました。
安全保障上重要な離島の地域社会を維持するため、何を優先して支援するか。
VOICES
発言を並べる
各発言の要約と原文抜粋を、同じ会議録から確認します。
大門 実紀史
日本共産党
「更なる支援が必要かと思います。今回の改正で六島増やすというのは必要な対応だと思いますが、従来の対象地域も依然として大変な地域があるわけで、医療機関の少ない島では定期的に通院するときの運賃、船代が大変だとかいろいろなことがまだあるわけでございます。」
法改正への賛成を示した上で、離島の人口減少や通院時の交通費、航空路線の維持など、既存地域への追加支援を求めた。
伊勢崎 賢治
れいわ新選組
「国策の下、離島が都合よく利用され、見捨てられた歴史、その構造は今も変わっていないと思います。小笠原の南鳥島、この島に経産省が核のごみ最終処分場選定のための文献調査を要請し、村長がこれ受入れを表明しました。」
離島が国策のために利用されてきた歴史に触れ、島民の感情と暮らしを尊重した支援の在り方を問うた。
牛田 茉友
国民民主党・新緑風会
「平成二十九年の施行以来、航路、航空路運賃の低廉化、輸送コスト支援、そして雇用機会の拡充など、様々な施策が講じられてきました。今回の改正では、先ほどもお話にありました、新たに東京都の新島・式根島を含む四地域六島が特定有人国境離島地域として追加をされます。」
有人国境離島法の実効性を高める観点から、対象地域の考え方、施策の検証、航路・航空路の運賃負担と滞在型観光を質問した。
COMPARISON AXES
3つの比較軸
- 01
支援の出発点
通院や航路の負担、国策に翻弄された歴史への配慮、制度の効果検証と観光・雇用という三つの入口があります。
- 02
対象地域
新たに加わる島だけでなく、既存対象地域で人口減少と交通負担が続く実態をどう扱うかが問われています。
- 03
成果の測り方
運賃、医療アクセス、定住人口、雇用、滞在日数、住民の納得など、単一の観光指標では測れない成果が示されています。
COMMON GROUND
共通している点
離島を領域保全の手段としてだけでなく、住民が暮らし続けられる地域として支える必要がある点は共通しています。