SPEECH COMPARISON
高校授業料支援を、格差縮小へどうつなぐか
財源・公私立・地域アクセスを比較
三氏は扶養控除を含む恒久財源、制度設計と公私立への影響、授業料以外の費用と公立高校支援にそれぞれ重点を置きました。
所得制限を外す支援を、教育機会の拡大と公立高校の持続性へどう結び付けるか。
VOICES
発言を並べる
各発言の要約と原文抜粋を、同じ会議録から確認します。
河井 昭成
国民民主党・無所属クラブ
「これまでにも、二〇二四年から児童手当拡充に伴い縮小、廃止が検討されてきましたが、二〇二六年度は、子育て世帯の負担増への懸念から、現行水準を維持する方針となっております。今回の制度改正でも財源の検討がなされておりますので、高校授業料の無償化の財源として、高校生の扶養控除の縮小や廃止がされるのではないかとの懸念があります。」
高校授業料支援の目的と海外制度との違いを問い、恒久財源や扶養控除を含め子育て世帯全体の負担軽減につなげるよう求めた。
渡辺 藍理
参政党
「今回の高校無償化の拡大が高校の志願者の動きにどのような影響を与えるかという点も今後重要な論点になるのではないかと考えております。また、公立高校は、これまで、私立高校と比較して学費負担が相対的に低いことから、進学機会の確保という観点では重要な役割を果たしてきたと考えております。」
教育機会の確保には賛同しつつ、短期間での制度設計、支給対象、公立・私立高校への影響を丁寧に検証するよう求めた。
山崎 正恭
中道改革連合・無所属
「それとともに、もう一つこだわったのが公立高校への支援であるということで、そこの部分の二千億とセットでずっと協議をしてきて、最後の合意の部分においてもそれを確認して合意したにもかかわらず、この二千億はどこに行ったのかなというふうなことを非常にすごく強く感じておるところでございます。」
授業料以外の教育費への支援と、公立高校の教育環境・財政を同時に充実させ、学校間・地域間の格差を広げないよう求めた。
COMPARISON AXES
3つの比較軸
- 01
家計への支援
授業料だけでなく扶養控除、教科書、修学旅行など世帯の教育費全体で負担を捉える必要が示されています。
- 02
学校への影響
私立を選べる機会が広がる一方、公立高校の志願減・統廃合・教育環境をどう支えるかが焦点です。
- 03
地域とアクセス
全国一律の給付でも、通学可能な学校数や公私立の配置が異なるため、地域別の検証が求められています。
COMMON GROUND
共通している点
家庭の経済事情で進路が狭まらないようにしつつ、制度の影響を早期に検証して必要な見直しを行う点は共有されています。