SPEECH COMPARISON
経済安全保障で、どの依存を先に減らすか
AI・エネルギー・医薬品の供給網を比較
三氏はデジタル赤字と国産基盤、LNG調達の多角化、基幹インフラと重要医薬品の国内供給という異なる依存関係を取り上げました。
限られた政策資源を、デジタル、エネルギー、医療のどの供給リスクへどう配分するか。
VOICES
発言を並べる
各発言の要約と原文抜粋を、同じ会議録から確認します。
阿部 司
日本維新の会
「まず、研究開発支援の対象範囲について伺います。我が国のデジタル赤字構造に対抗するためには、生成AIの基盤モデル、計算資源、データ基盤、国産クラウドサービス基盤といったデジタル先端領域そのものへの研究開発支援を、経済安全保障の枠組みの中で強化していくことが極めて重要であると思っております。」
デジタル赤字とAI・クラウドの海外依存を取り上げ、国内の研究開発支援と日本企業の海外展開を一体で強化するよう求めた。
古井 康介
自由民主党・無所属の会
「ただいま御答弁いただいたとおり、平時からの取組が重要であり、エネルギーの多元化は、その中核に位置づけられる論点だと考えています。そして、私は、この多元化を進める際、巨額の新規予算を組まなくても、既存の支援制度を活用することで、相当のことができるのではないかというふうに考えております。」
LNGを含むエネルギー調達先の多角化を挙げ、供給が途絶してからではなく平時から予防的に供給網を強くするよう求めた。
牧野 俊一
参政党
「基幹インフラ制度において、重要な施設に対する事前のいろいろな審査、そこをきちっとつくっていっていただいて、本当に、外為法とか株式による支配じゃないところで事実上の何かいろいろな運営におけるリスクが生じるといったことがないように…」
基幹インフラが外国から間接支配されるリスクを問い、医療分野の指定と抗菌薬など重要医薬品の国内供給を確保するよう求めた。
COMPARISON AXES
3つの比較軸
- 01
守る対象
AI・クラウドの技術基盤、LNGなどのエネルギー、抗菌薬を含む医療供給と対象が分かれます。
- 02
政策手段
研究開発と海外展開、既存支援を使う調達多角化、基幹インフラ審査と国内生産という異なる手段があります。
- 03
平時と有事
供給が止まってから代替するのではなく、平時から依存度・在庫・代替先を把握して投資する点は共通しています。
COMMON GROUND
共通している点
海外依存を一律に否定するのではなく、途絶時に国民生活へ大きな影響が出る分野を特定し、平時から備える必要性は共有されています。