SPEECH COMPARISON

AIのリスクへ、誰がどこまで責任を負うか

教育・開発者責任・性的ディープフェイクを比較

三つの発言はAI活用を全面的に否定せず、利用者教育、事業者の責任、被害調査という異なる入口から実効性を求めています。

比較する問い

柔軟な基本法の下で、現に起きている被害へどの手段を優先するか。

VOICES

発言を並べる

各発言の要約と原文抜粋を、同じ会議録から確認します。

01

酒井 庸行

自由民主党

本当に毎日毎日どんどんどんどん日々進んでいるわけですから、それはやっぱり思い切ってやっていかなきゃいけないんだろうというふうに思うんですね。皆さんたちの審議の中で取り上げられましたけれども、性的なディープフェイクをする生成AIだとか、それから雇用でのAIの活用というのがありますよね。

AIを幅広い世代が使えるようリテラシー教育を進め、性的ディープフェイクや雇用への影響を継続的に調査するよう求めた。

02

奥村 政佳

立憲民主・社民・無所属

そこで伺いますが、政府として、生成AIの利用に関するリテラシー教育、これをどういうふうに推進をしていくお考えでしょうか。先ほど私、SNSの子供たちに対する教育という話もしましたけれども、このAI開発者、提供者がユーザーに対してリスクや注意点を周知する取組を促すなど、何らかの責任ある姿勢というのを示させる方策について見解をお伺いしたいと思います。

自律型AIや偽情報が安全保障に及ぼすリスクを取り上げ、利用者教育と開発者・事業者の責任を具体化するよう求めた。

03

竹谷 とし子

公明党

当法案には、生成AIによる児童ポルノ所持の防止、また生成AIによる児童ポルノや私事性的画像提供の防止ができるように対策し得る措置が盛り込まれているかどうか、伺いたいと思います。また、AIによる性的ディープフェイク、先ほど来質問させていただいておりますように、被害者も加害者も生まないようにすることが必要でございます。

性的ディープフェイクによる人権侵害と削除対応を取り上げ、児童ポルノの生成防止と学校での注意喚起を求めた。

COMPARISON AXES

3つの比較軸

  1. 01

    優先する入口

    酒井氏は幅広い世代のリテラシー、奥村氏は開発者・事業者責任、竹谷氏は性的被害の防止と迅速な調査を中心に置きます。

  2. 02

    法制度への距離

    教育と継続調査を重視する立場から、既存法で扱えない被害への立法措置まで求める立場まで強度が異なります。

  3. 03

    測るべき成果

    利用できる人の広がり、偽情報・安全保障リスク、削除・救済までの速度と、成果指標も異なります。

COMMON GROUND

共通している点

AIの便益を生かしつつ、偽情報や性的ディープフェイクなどの被害を放置しないこと、実態を継続して把握することは共通しています。